塾長ブログ

2023.01.25

検定試験と競技大会(塾報1月号より)

◎塾報には毎月のように検定試験や大会の結果を掲載しています。
 星の郷教室では、検定試験や大会を教材の一種としてとらえています。努力すれば越えられるかもしれない目標を掲げることで、練習にもいっそう力が入ります。
 試験や大会前日の特別練習の空気には特筆すべきものがあります。受験生は他の誰でもない自分自身と向き合って、ひたすら神経を研ぎ澄ましています。年齢は関係ありません。年少者は年長者の立ち居振る舞いを見て大切なものに向き合うことはどういうことかを学び、まったく違和感なく雰囲気に紛れ込み、いつしか雰囲気を作るかけがえのない存在へと成長していきます。
 私は問題を準備し、質問があれば答え、相談があればアドバイスをしますが、生徒たちには気休め程度かもしれません。「迷ったとき、最適解を見つけ出すまでに試行錯誤を繰り返すのに必要な豊富な練習問題を提供する。」普段の授業のアプローチとは全く異なり、前日の私はこの作業に徹しています。
 それまで培ってきたものにしか答えはありません。私のアドバイスは、彼ら彼女らが持っている『答え』に彼ら彼女らが自分自身で気がつくための触媒にしかすぎないとも思えます。
◎本番では、成功も失敗もあります。
 成功や失敗は、かけるものがあり、向き合うものがあって、そこに果敢にチャレンジした者にしか起きえないものです。うれしさや悔しさは、チャレンジした者だけが味わうことのできる感情で、チャレンジしなければ、結果はただの数字でありただの判定です。成功にも失敗にもなりません。
 結果に対してうれしさや悔しさを感じられたことは、結果と同じくらい、いや、ときには結果を上回る果実を得られたことになることもあります。思いがけないほどの悪い結果の不合格であったとしても、全力で立ち向かった自信があれば堂々と胸を張っていいのです。
◎星の郷教室が試験や大会を重視している理由の一つを書いてきましたが試験や大会に参加するには時間的、経済的に負担がかかります。技術レベルが到達していないとそもそも参加できませんから万人に門戸が開かれているわけではありません。
 ですから、日常の授業がとても大切になってきます。常に緊張感や充足感を授業で提供できれば教室に通ってもらっている生徒全員が検定受験や大会出場と同等の経験を毎回積むことができるはずです。
◎緊張感は、誰かから強制されたり恐怖によるものではいけません。自分の目標や希望の実現を意識することで発生する緊張感など、内から出てくるものでなければなりません。そして、緊張感に包まれた中での取り組みから得られる結果への充足感や、ちょっとした挫折感が情緒を豊かにしていきます。
 そろばんを練習すると、珠算式暗算力に代表される計算力が養成されます。わり暗算10段レベルになると、270548÷956のような問題は3秒で答えの記入までが終了します。その圧倒的なスピードに目を奪われがちになりますが、実は習い始めた初日から日常の授業を通じて人間力向上に向けての訓練が始まっています。
◎人の一生は一秒一秒の積み重ねです。一秒を無駄にすることは人生を無駄にすることです。無駄な一秒とは、何かにつながらない一秒のことです。
 休憩に費やす時間は、疲れを癒やし次への活力を生み出すためのものですから、無駄な時間ではありません。
 無駄な時間とは、目的意識を持たず適当にやり過ごす練習時間のことを指します。
◎授業では毎時間答案の提出を義務づけています。答案は指導ポイントの宝庫だからです。
 どういう間違いをしているか。
 指導済みの内容がきちんと伝わっているか。
 弱点箇所に対する意識が育っているか。
 また同時に、答案からは練習に臨む精神状態を読み取ることができます。
 数字は丁寧に書いているか。
 意味のない書き直しをしていないか。
 実力相応の問題数を計算しているか。
 注意力散漫による間違いはないか。
◎答案には、チャレンジした答案か、そうでない答案かの2種類あります。チャレンジしている答案にはチャレンジしている方向性は正しいか否かの判断を行い、チャレンジしていない答案にはチャレンジする動機付けを考えます。チャレンジできない理由を考えることもあります。
◎成功を喜び失敗をたたえチャレンジすることをいとわない緊張感のある空間。生徒の皆さんとそんな空間作りを目指して新学期に向かっていきます。

2022.11.05

合宿感想文 ~その3~ (塾報10月号より)

 ☆私は、今年初めて合宿に参加しました。初めての合宿だったので、行くまではどんな事をするのかあまり分からず、そろばんづくしだと思っていました。実際に行ってみると、みんなで花火をしたり、レクレーションで遊んだり、友達と夜ふかししてしゃべったり、普段なかなか出来ない体験が出来ました。ご飯もおいしかったです。そろばんは、先生が楽しくしてくれて、正確性も上がりました。楽しかったので来年もまた行きたいです。

☆ぼくは、今年、初めて合宿に行きました。前に行った事ある人から、17時間位練習すると聞いていたから、そんなにそろばんできるかなぁ…と思っていたけど、いつもと違う雰囲気だったから、案外早く時間がすぎて、がんばれました。何回も最高点を出せて、ドリームカードをいっぱいもらえてうれしかったです。家ではいつも、早く寝ないといけなかったけど、合宿では夜遅くまで友達と遊んだり、しゃべったり出来たから楽しかったです。しかも、いつもしゃべらない人ともいっぱいしゃべって、友達になれました。また来年も行きたいです。

☆私は、合宿に行ってとても良かったと思います。どうしてかというと、なかなか最高点が出なかった種目が最高点を出せたし、友達もたくさんできたからです。

☆合宿で苦手な見取り算をたくさん練習しました。長い間練習したのは、はじめてでした。友達と一緒だったのでがんばりました。花火やお楽しみ会もあり、とても楽しい合宿でした。

☆始めに、旅館に来て、そろばんの練習をするってなったときは、来てから、間もなくて、びっくりしました。班が決められたときは、知らない子や、しゃべったことがない子がいて、1日目からすごく仲良くなって、うれしかったです。練習の時は、長時間すわっているから、足がピリピリして、いたかったです。ご飯は量が多すぎて食べ切ろうと思うと、吐き気がするぐらい多かったです。お楽しみ会では、楽しかったけど、先生のねこの真ねが一番おもしろかったです。1日目も2日目も夜の1時半にやっとねれたので、家に帰ってその日は10時半にねて、朝の11時に起きました。だいぶつかれていたんだなと思いました。来年の合宿も行きたいです。

☆ぼくは、そろばんの合宿に初めて参加しました。予想では、一日中そろばんで、くたくたになるくらい疲れると思っていましたが、全然苦痛ではありませんでした。二日目の夜のお楽しみ会は、思ってたよりも時間が長くて、楽しかったです。ベストパフォーマンス賞ももらえて、嬉しかったです!そろばんも、最高点を更新できたので、嬉しかったし、とても成長できた合宿になったと思います。他にも、初めて話すような人たちと、UNOとか、トランプなどで遊んで、仲良くなれたので良かったです。ぼくは、合宿が、最高に楽しかったです。来年も、合宿に参加するつもりですが、ぼくは、来年まで待ちたくありません。待てません。先生、どうか、冬休み、春休みもお願いします。真剣なお願いです。お願いします🙇

☆私は、今年初めてそろばん強化合宿に参加しました。自分で目標を決めて練習に取り組みました。私の目標は「合宿前の自分より、そろばんが上達した自分になること」。宿舎についたら、部屋わり、昼食の後にそろばんの練習が始まりました。なれない正座でも練習はしんどかったけど練習を重ねるたびに少しずつ自分のダメな所がなくなっていったけれどなかなか最高点が出なかったので、2日目、3日目の練習もせいいっぱいがんばろうと思いました。その夜、海に行って花火をしました。その花火はいつもより特別に思えました。2日目の朝の練習では1日目の練習の成果が出たのか最高点が700点前半になりました。お昼の練習で、かけ算、見取算が上手くいき700点後半になり、2日目は満足できる結果に終わりました。3日目の最後の練習では700点台をキープ出来るようになり、自分でも「上手くなったな」と思えるような結果でした。合宿に参加して最高点が90点ほど上がったので練習をがんばって良かったなと改めて思いました。目標も達成できたし、苦手な所も減らすことが出来たので、参加して良かったです。この合宿での練習を活かし次の大会もがんばっていきたいと思います。

☆ぼくは、八月十六日から二泊三日で、そろばんの合宿に行きました。ぼくは、初めての合宿なので、わくわくしました。ぼくが、一番楽しかったところは、花火です。なぜなら、初めて目の前で見るうちあげ花火が大きくて、びっくりしたからです。次に、ぼくが一番くやしかったところは、達成できなかったところです。ぼくの目標は、わり算をいつも、百十点以上と合計点を七百点を取ることです。でも、うまくできませんでした。もう少しで大会なので、いい成績を取りたいです。いつもと同じようにそろばんをしているのに、合宿でやる方が、部屋がかわって、楽しかったです。

☆ぼくは、二年生のときに合宿に行って、二年間コロナで行けなかったけど、五年生で二回目の合宿になりました。合宿に行って変わったことは、見取暗算が上手くなったことです。上手くなるために書きっぱなしや、書きながら次を見たりすると、前より二題多くできるようになりました。前とちがって班長なので、緊張したし、班員に怒られたりしたけど、声をかけたりできたのでがんばれたと思います。ごはんも前より早く食べられました。二年生のとき、練習時間を間違えて、練習は深夜になったし、班の記念撮影はあやまったポーズになったので、今年は時間を間違えないようにがんばりました。今年は、前よりがんばれたので、来年もまた合宿に行って、もっとがんばりたいと思いました。すごくいい思い出になりました。

☆わたしがこの合しゅくで一番楽しかったことは、お楽しみ会です。とくに楽しかったことは2つあります。一つ目は、メガホンを目掛けてボールをなげる遊びです。メガホンのちょく前でボールが止まったので、くやしかったけど相手のチームは、もっとひどかったのでわたしのチームがかちました。二つ目は、目かくしをして一回回ってボールをなげて、なげない人はとんできたボールをキャッチします。わたしは、ボールをなげる方でした。わたしがボールをなげると、とおくにとんでいってめっちゃ大きくはずしたのでおもしろかったです。そろばんを、朝3時間、昼4時間、夜30分ぐらいしてつかれるけど、楽しいことをいっぱいしたのでなんだかそんなにしんどくなかったです。来年もぜっ対に行きたいです。

☆僕は、今までに合宿は行ったことがなかったので、合宿でどんなことをするのだろうととてもしんぱいしていました。でも、行く前に、そろばんを17時間ぐらいすると聞いて、とてもびっくりしました。あと、友だちができるといいなと思いました。旅館についたとき、部屋に入ったときに、いろんな人としゃべっていたら、いろいろな人と友だちになれたのがよかったです。そろばんは、3日間で17時間だったので、あっという間でした。でも、とてもつかれました。また、来年も合宿に行きたいです。

☆兄といっしよに合宿に参加する予定でしたが、学校の都合で参加できなくなってしまい、私一人で参加することになりました。行く前に合宿のことについて兄にたずねると、「練習はきつい、でも終わったら達成感があるよ」と教えてくれました。本当かなというぎ問と楽しみというドキドキでいっぱいでした。当日の朝に集合して、辺りを見回すと年下の友達がたくさんいたのでちゃんと仲良くしたり、いっしょに練習したりすることができるか心配でした。また、しおりを読むと、毎日の練習時間がいつもの倍以上多くて、自分にできるか、不安な気持ちにもなりました。けれども、バスの中でおとなりの子とたくさんお話しして、仲良くなれて、不安な気持ちがやわらぎました。お昼ご飯を食べて、いざ練習開始。一時間たつと、すごく足がしびれたり、首がいたくなったり、すごく辛くなりました。一番つらかったのは初日の一回目でした。でもそれ以こうはそれほど辛くはありませんでした。それに、練習をすればするほど、点数は上がっていきました。とくに私の苦手なわり算や見とり算、見とり暗算など、題数がのびていったり、ていねいにすることで、点数が上がったりしてときどきうれしかったです。他にも一日目の夜には、天気が怪しかったのですが、打ち上げ花火や手持ち花火をして楽しみました。そして二日目の夜のお楽しみ会では、今まで私が体験したことのないゲームや遊びばかりで、学校のレクリエーションでもやってみたいと思いました。三日間という短い時間でしたが、練習も一生けんめい本気でやり、がんばった後には遊んだりとたくさんの思い出ができたのでうれしかったです。また来年も元気よく参加したいと思いました。

☆合宿で苦手な見取り算をたくさん練習しました。長い間練習したのは、はじめてでした。友達と一緒だったのでがんばりました。花火やお楽しみ会もあり、とても楽しい合宿でした。

2022.09.25

鉄人伝説・合宿感想文 ~その2~ (塾報9月号より)

 ◇長い人生を送る中で、誰にも“ここぞ”というときが何回か訪れてきます。腹を据えて、課題、困難、壁に真剣に立ち向かうときです。
 誰の助けもなく、頼ることができるのは自分だけ。そんな場面です。
 頼るべき自分の力の源は、自分自身が積み重ねてきた経験であり知識であり、知恵です。それらが上辺のものではなく、血肉になるところまで身体に染みついて初めて活用できる力になります。
◇運転免許を取得したての頃、頭では運転の仕方は分かっていますが、いかんせん、経験が少なすぎて、楽しみよりも不安が大きいものです。交通規則を守ってくれる車、自転車、歩行者ばかりが周囲にいるわけではありません。教習所で経験したこととは比べものにならないほどの情報処理能力が必要になります。
 車を自分の手足のように動かすことができるようになるまでには長い年月を必要としますが、その土台となるものは教習所での学びと経験であり、土台を維持する力の源泉には幼い頃から身についた交通規則を尊重する精神があります。
◇9月21日、阪神タイガース・糸井選手の引退試合が行われました。頑丈な身体とメンタルの持ち主で「超人」の異名を持つ糸井選手は、引退に先立って行われた記者会見で次のように述べています。
 「あの出来事が、僕のプロ野球選手としての土台でした。あの時、必死になってやっていた練習というのが、やっぱり土台かな」
 投手としてプロ野球に入ったものの芽が出ず、3年目に野手への転向を促されました。与えられた時間は1年。才能あふれた選りすぐりの中のそのまたごく一部だけが手にできるプロ野球の野手のレベルに1年で到達するには、尋常ではない努力があったことだと思います。
◇星の郷教室では、練習中私語を発する生徒はいません。入会後間もない頃はそれまでの自分自身のペースで取り組む生徒もいますが、しばらくすると周囲の環境に合わせることができるようになり、集中して取り組んだ結果が十分に満足のいくものになるとその成功体験が次への動機付けとなって良いサイクルで動き始めます。自分自身と向き合い、目の前の課題克服と少し前の自分自身との戦いに集中すると、私語を発する暇など無くなります。年齢や能力、課題の困難さによっては気の緩むときもありますが、そんなときにはスタッフからの指導が入り、あるべき理想の姿に近づくように促していきます。
 これらすべては、人生における土台作りです。
 逃げ出すことができない課題を前にしてひるむことなく立ち向かう不屈の精神は一朝一夕では身につきません。そろばんの練習だけでこの精神が培われるものではありませんが、そろばんの練習がこの力を伸ばす一助になることは確かだと思います。
 このことは、後掲の合宿の感想文から読み取ることができます。年齢の違いもあって合宿参加によって感じるところや書く言葉に違いはありますが、みんなで土台造りをしてきました。
 花火やお楽しみ会に関する記述がちょくちょく出てきますが、長時間練習をこなすなかでいわばオアシスのようなものなのでしょうね。

 合宿感想文 Part2 

☆今年初めて合宿に行きました。練習は大変だったけど、ドリームカードをいっぱいもらうことで、がんばることができました。打ち上げ花火は音が大きくてびっくりしたけど、すごくきれいでした。部屋でトランプやUNOをして新しい友達が1人できました。ご飯は多かったけど3日目のカレーがすごく美味しかったです。

☆合宿が開催されなかった2年間は『早く合宿に行きたい』と思っていました。この2年間はコロナが流行っていて、行動制限もかかり、少し苦痛を感じていた夏休みでした。そしてその1年後の6月、3年ぶりに合宿に行けることを聞いた時は、驚き、そしてすごく嬉しかったです。合宿に行く日までは毎日が楽しみでした。宿舎では、久しぶりにそろばんを長時間練習したので、前回の合宿の記憶がよみがえり、懐かしい感覚になりました。夜には中学生が考えるゲームの準備をして、今までにやったことのないことも色々しました。そして、前からの憧れだった中学生ルームに初めて行くことができました。合宿の目標はあともう一歩のところまで行ったけど、目標を達成できなくて悔しかったです。でも、大会までにその目標を達成できるように頑張りたいです。すごく面白かった3日間で夏休みで一番の思い出になりました。来年も開催されることを願っています。

☆僕はそろばん教室の合宿の写真を見て、ずっと合宿に行きたいと思っていたので、今年参加することができてとても嬉しかったです。行く前の僕の目標は喋ったことない人達と喋って友達を増やすことと、そろばんがうまくなることでした。そして、合宿に行ったら少ししか喋ったことのない人とも喋って仲良くなれました。合宿では、そろばんの時間以外に花火をしたり、友達とお風呂に入ったり、部屋ではかくれんぼ、人狼ゲーム、トランプなど全部の時間楽しく過ごせました。ご飯も美味しかったです。そろばんする時間も長かったけれど、いつもと違う場所で楽しくできました。来年も合宿があったらまた参加したいです。

☆わたしははじめて合宿に行きました。練習の時、最初はきんちょうしていましたが、どんどん楽しくなっていきました。ごはんもぜんぶおいしかったです。また合宿に行きたいです。

☆私は8月16日から8月18日まで「チャレンジャーズ•ステージ」という大会に向けて、合宿に参加しました。3日間でそろばんを約17時間弾きました。練習中、皆集中力があって練習に打ち込んで頑張っている姿がかっこよかったです。私よりも上手い人が多くて、私ももっと点数を上げたいと意欲が湧きました。また、小学生の頃から羨ましく思っていた夜の中学生以上の集いで、皆で日常の色々な話をして盛り上がったので、とても楽しかったです。この合宿のおかげで、見とり暗算の題数が増え、最高点が出たこと、知らなかった人ともたくさん話せるようになったことなど、とても心に残る合宿になりました。次回も受験生ですが参加したいです! 貴重な経験の機会をつくって頂きありがとうございました。

☆最高点が出たので上手になっていると思いました。部屋でみんなと遊んでいる時は楽しかったです。

☆私は、初めて合宿に参加しました。1日目の夜は雨の予報だったけど、花火ができて良かったです。特に打ち上げ花火が楽しかったです。お風呂は深かったけど温泉は大好きです。夜は落ち着かなくて2時まで寝れませんでした。なのに6時に目が覚めてしまいました。7時30分まで友達とトランプをしました。そんな訳でそろばんの練習中に何回もあくびをしてしまいました。マスクがあって良かったです。一番楽しかったのは、夜のお楽しみ会です。先生が猫のモノマネをしていました。面白かったです。来年も見たいです。

2022.09.11

合宿感想文 ~その1~ (塾報8月号より)

 8月16日~18日、3年ぶりの合宿を実施しました。参加者には合宿直前でのPCR・抗原検査結果の提出をお願いするなど制約が多い中での実施でしたが、皆さんのご協力を頂きまして無事終了しました。

 合宿では参加者全員に係を割り当てます。班長、副班長、時間を管理する「時計係」、部屋の電灯やクーラーの管理をする「エコチェック係」に加えて、今回は「マスク係」「消毒係」という今の時期ならではの係を作りました。新設の2つの係は仕事の性質上どうしても生活指導的で注意をする側になるのですが、毎晩係ごとに開いたミーティングでは班員の協力的な姿勢への感謝のコメントが多く発せられていました。
 合宿では花火やレクリエーションの時間も少しだけあります。練習中はおとなしかったのに、花火になったとたん花火よりも明るい表情になったり、レクリエーションでブレイクして宴会大将になる生徒が出てきたりと、合宿ならではの光景が今年も見られました。
 17時間という長時間の練習では「実力向上」と「やり抜く経験」が全員にもたらされます。一人ではくじけてしまいそうなところですが、やはり仲間の存在が大きいことと、口には出さないまでも「最初にあきらめる人にはならない」という気持ちで乗り切ることができました。
 以下、数回に分けて参加者の感想文をご紹介します。生徒の生の声をご覧下さい。
☆私はこの合宿で中学生の大変さも学ぶことが出来ました。何故かと言うと中学生は周りを見ながらきちんと行動をしないといけないし、そして自分のこともきちんとしないといけないからです。練習の面では、見取り算の正答率がとても上がったのでそれを維持できるように頑張りたいです。また、かけわりを暗算で全てしたかったのですが、あと少しというところで無理でしたので、もっと練習して頑張ろうと思えました。
☆今回の合宿で僕は、男子キャプテンになりこのコロナ禍で、とても大事な役だなと強く感じていました。そこでアルコール消毒を徹底したり、喋る時はマスクをしたりなどみんなのお手本となれるようにがんばりました。すると呼びかけや注意をしてくれる人が増え、みんなで協力して、コロナ対策をするようになりました。2泊3日のあっという間の時間でしたが、みんなの心が1つになった合宿、一つ一つが今年の夏の良い思い出です。コロナ禍で、合宿を開催してくれた先生方、スタッフの皆さまありがとうございました。
☆今回の合宿で女子キャプテンを務めさせて頂きました。前回の合宿の時私はまだ小学生で、年上の方々にたくさん迷惑をかけながらも支えてもらっていた側でした。そんな私が今回は班の中で最年長となり、後輩を引っ張っていく側になりました。同じ班には3つや4つ年下の子がいて、慣れていないというのもあり、どう接していいか分からず戸惑う事が多くありました。なかなか班がまとまらず先生との話し合いも何回かしました。そんな時に、今まで支えてきてくれた先輩方がどんな思いでサポートしてくださっていたのかをよく知ることが出来ました。今回の合宿で、3日目には班のみんながまとまり、仲良くなれたのも先生や大学生の方々が居てくれたおかげだと思っています。もしまた来年合宿に参加することができたら、今回分かったことや反省点を活かして、もう一度キャプテン、もしくは班長をしたいなと思います。沢山の良い思い出がつまった3日間を楽しく過ごすことが出来ました。ありがとうございました!
☆ぼくは合宿を楽しみにしていました。最初はあまりうまくいかなかったけど、だんだんうまくいきました。毎日これが続いたらどれだけうまくなるのか知ってみたいです。そろばん以外ではおふろに入りました。仲のいいメンバーで入れたので、しゃべったりしたりして色んな話ができて楽しかったです。1番おもしろかったのはお楽しみ会です。まちがい探しで服を反対に着てたり、班で話し合ったので楽しかったです。打上げ花火をしたときにパラシュートが落ちてきたのが意外でおもしろかったです。もう一回行きたいです。
☆ぼくは6年生で班長だったのでみんなをまとめられるか心配だったけど、できたのでよかったです。あと、今までしゃべったことがなかった人ともしゃべれたのでよかったです。そろばんは伝票算と伝票暗算も教えてもらってとてもよかったです。そしてドリームカードを一回の問題で50枚ももらえたのでびっくりしました。花火やUNO、お楽しみ会が特に楽しかったです。来年も合宿に行きたいです。
☆今回の合宿は3年ぶりの開催となりましたが、3年前に参加させていただいた合宿と今回の合宿では色々なことが大きく変わっていました。コロナで変わってしまった部分もありましたが、特に大きく変わったのは立場の変化です。前回参加させて頂いた合宿ではまだ小学生だった為、先輩方に沢山支えてもらい、指導して頂く立場でしたが、今回の合宿では最高学年となり私達が後輩を指導する立場になりました。合宿自体久しぶりな上に初めての中学生としての合宿に出発前は不安がとても大きかったですが、4人の大学生スタッフや先生方のおかげで楽しく3日間をおえることができました。中学生になり、そろばんに行ける時間も減りましたが来年も合宿が開催されるのであれば今回の合宿の反省を活かし、合宿をよりよいものに出来たらいいなと思いました。3日間お世話になりました。

2022.09.11

テレビ取材を終えて(塾報7月号より)

(生徒の作文です)

 皆さん、こんにちは。中学3年生の江口尊琉です。

 この度、全日本ユース珠算選手権大会TV出演についての感想を書かせていただくことになりました。僕のTV出演をきっかけに、そろばんをもっと頑張ろう! 十段を取りたい! と思ってくれた人が増えれば幸いです。
 4月中旬、金本先生にユース大会の取材を受けないかと打診されました。僕は、過去の放送をいつも見ていたのでとても迷いました。計算スピードに自信がなく、どの大会でも種目別決勝にはあまり残ったことがなかったからです。しかし、このような機会はもう二度とないかもしれないと思い、僕は取材を受けることにしました。
 その時点で、大会まで2週間程度しかなかったので、厳しい闘いになるのは覚悟の上、とにかく種目別の練習時間を多く取るようにしました。しかし、学校の考査の勉強やコロナワクチン接種による副反応の発熱でダウンするなど、なかなか思うように練習時間が取れず、あっという間に大会当日を迎えることとなってしまいました。
 朝、会場に着くと、取材の方々が既にスタンバイされていました。周りの人の目も気になり、僕は今までにないほど緊張していました。会場では四六時中カメラを向けられ、いつも通りの状況でないことをなかなか受け入れられず、「計算ミスしたら嫌だな」とか「計算につまって手を挙げ遅れたらどうしよう」などという弱気なことばかり考えてしまいました。結果は良い出来とは言えず、本番にうまく緊張を力に変えることができなかったと思います。撮影に関わってくださった方々、応援してくださった方々に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
 結果がふるわなかったので、TV放送のことは誰にも言いませんでした。しかし、放送終了後、数名の友達や知り合いから「TV見たよ!」と連絡をもらいました。YouTubeに上がってからは、学校の先生や友達皆に知れ渡り、思わぬ反響をいただきました。
 かくして、僕の挑戦はあっけなく終わってしまいましたが、時間が経ち、思い返してみると、失敗したことも合わせて良い経験になったなと感謝の気持ちでいっぱいです。今はコロナ禍でオンラインでの大会が多いですが、対面の大会では、1つの会場で全員が一斉に問題を解くときの緊張感など、なかなか普通では味わえないようなことがたくさん経験でき、とても勉強になります。努力が報われないこともありますが、その悔しさを乗り越えて、良い結果に結びついた時は、きっと何ものにも変え難い経験になると思います。
 皆さん、これからも楽しく練習を頑張りましょう!
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 江口尊琉くん(灘中・3年)にテレビ取材の感想を書いてもらいました。
 2008年に始まった全日本ユース大会。たまたまその数年前から「全大阪オープン大会」をニュース番組で特集していたよみうりテレビのスタッフに15歳以下の選手による全国大会を創設する話をしたところ、毎年取材が入るようになりました。『かんさい情報ネットten』という番組内で15分~20分放送されます。関西ローカルの番組ですが放送後には日本テレビや中京テレビ、中四国、九州でも放送されることもあって、視聴可能人口はかなりの数となっています。
 番組では、一つのことにひたむきに取り組む選手にスポットをあてつつそろばんの計算力の素晴らしさを知らせるつくりになっています。関西ローカルということから、その年で近畿で最も有力な選手と全国で同様の選手複数名を番組スタッフはピックアップしており、今年はユース大会の予選で満点を獲得した当教室の江口くんに白羽の矢が立ちました。コメントにも書かれていますが、慣れない取材で、普段とは違う緊張感に襲われる日々だったことと思います。
 ユース大会の出場資格は高校1年生までで、江口くんにとっては来年が最終年となります。今年の経験を糧にして一皮むけた姿で臨むことでしょう。
 福岡でそろばんを習い始め、大阪府池田市に転居してきてから星の郷に通っています。勉強が忙しい中、保護者のご理解とご援助、そして本人の努力が実を結んで現在に至っていますが、まだまだ発展途上でもあります。研究心と集中力を発揮してさらに上を目指してください。

ACCESS{アクセス}

教室名 星の郷総合教室
所在地 〒576-0022
大阪府交野市藤が尾4-6-10
電車の場合 JR片町線星田駅、または、京阪電車河内森駅から徒歩15分
自動車の場合 第二京阪道路交野南インターチェンジから5分、交野北インターチェンジから10分
国道168号線西川原交差点を西に入り、1分